picoEVとは
picoEVは最小の電力で大人一人を乗せて走ることが出来るエコロジーな超小型モビリティです。
究極にエコでありながら実用的なモビリティの開発を目指し2010年に最初の車両が完成しました。
最初の概念では20Wの燃料電池を搭載するものでしたが現在は最も身近な電力である単3形充電式缶電池を使用しています。
picoEVの歴史は関東にある2つの大学から始まりました。
現在はこの概念に共感してくれた日本各地の大学生をはじめ数多くの高等専門学校の学生も開発に挑戦しています。
これからも様々なコンセプトを持ったpicoEVの誕生が期待されるとともに将来的な社会交通インフラの一つとしての活躍も大いに期待されています。
2012年からは各学生が開発した車両のお披露目,走行,他学との技術交流を目的とした「picoEVエコチャレンジ」という競技会も開催しています。
また技術交流を目的として行ってきたポスター発表を2017年競技会より「エコ電動車技術交流会」として独立させ,より多くの方にpicoEVを知ってもらおうと考えています。
*主催:一般社団法人日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門エコメカトロニクス研究会
はじめてpicoEVの製作に挑戦される方へ
picoEVはその電力の小ささから扱いが比較的容易であり,エンジニアの卵として学び始めた学生にとっては非常に有意義な教材です。
車両の開発を通じて「機械系」だけではなく「電子回路(コントロール系,パワー系)」
またそれらを動かす「組み込みプログラム」についても実践的な知識の習得が可能です。
これらについては全て学生が今まで学んできた知識を基に開発,製作が可能です。
今まで培ってきた「机上での勉強の知識」を活かして「ものづくり」に初めて挑戦する学生に強くオススメします。
将来,機械エンジニアや自動車エンジニアを目指す学生は是非挑戦してみてください。
自らが生み出したモビリティで初めて走った時のあの感動を一緒に味わいましょう。